オー・ド・エクラ「 勉強会 ~褥瘡~ 」
毎月、オー・ド・エクラで開催している職員向けの「勉強会」。
今テーマは “ 褥瘡(じょくそう) ”について
「 褥瘡(じょくそう) 」とは、
からだの同じ部分が長時間圧迫されることで、
皮膚に酸素や栄養がいきわたらず、血流が悪くなり、
皮膚が赤くなったり、ただれたり、壊死してしまうことです。
「 床ずれ 」というと分かりやすいでしょうか。
自力で体を動かすことができない方や、寝たきりの方、皮膚が弱い方、
高齢者の方にできやすく、
褥瘡ができてしまうと治りにくいです。
私たち、介護施設で働く職員にとっては、
褥瘡を発生させないことが、ケアをする上で重要ポイントの一つです。
そのため、今回の勉強会では、
高齢者の身体的な特徴や、褥瘡の原因・予防などを学びました。
― 褥瘡予防の4つのポイント -
① 除圧
同じ部分に圧が集中しないように、定期的な体位交換をする。
クッションや除圧マットなど体圧分散用具を活用する。
② 皮膚の摩擦やズレを防ぐ
シーツや衣類のシワをなくす。衣類やオムツを引っ張らない。
背抜きやかかと抜きを積極的に行う。
③ 清潔の保持
入浴や清拭で、からだの清潔を保つ。
オムツやシーツ、寝具をこまめに交換する。
④ 栄養を十分にとる
バランスのよい食事(高たんぱく)と、適度な水分補給を心がける。
以上が、褥瘡予防の基本的なポイントです。
また、
基本的なポイント + “その人に合わせた”ポイント
を評価・把握することも必要です。
その人に合わせたポイントとは、
疾患や内服薬、身体状況、褥瘡の状態や原因・・・
のほかに、
認知症状、生活状況、癖など・・・
オー・ド・エクラには、
介護職員以外に、医師(老健の場合)、看護師、
リハビリ療法士、管理栄養士、ケアマネジャー、相談員など
と、様々な専門職がおります。
チームとして、
お一人お一人に最適なケアを提供させていただくため、
これからも日々、知識・技術の向上に努めていきます!
(2019年8月22日 医療法人社団 緑愛会
介護老人保健施設 オー・ド・エクラ
介護付有料老人ホーム オー・ド・エクラ
通所リハビリ オー・ド・エクラ
居宅介護支援事業所 オー・ド・エクラ
渡辺)